国分坂ブログ

「歩くこと」「考えること」が好きな、国分坂です!

【100万円あげます詐欺?】ZOZO前澤氏の「便乗詐欺」に要注意です!!

【この記事の要約:欲望を掻き立てるような情報は、まず「詐欺」を疑いましょう!「おいしい話」は要注意!「今だけ!」「あなただけ!」「急いでください!」は要注意キーワードです!】

 

【この記事の対象(特に読んで欲しい方):おいしい話に直面している方、(私も含めて)おいしい話に弱い方】

 

私も欲しいです!100万円!

もちろん、ZOZO前澤氏の「総額1億円プレゼント」自体は詐欺ではないですよ。

でも、これに便乗して「詐欺を画策している輩が動いている」、ということのようなのです!

要注意!!気を付けましょう!

 

 

1.「提供する」なら、相手からも「受け取る」のが基本!

「オレオレ詐欺」以降も、詐欺による被害は増加する一方です。

「オレオレ詐欺」は高齢者等がターゲットでしたが、

「100万円あげます詐欺」は、若年層や中年層がターゲットでしょうか?

 

とにかく、まず注意すべきなのは、

【個人情報の漏洩】でしょうか。

誰だか分からない相手には、

絶対に個人情報を渡さない、

ということを、是非徹底しましょう。

 

100万円くれる、ということで、

「もらう側」は「くれる側」に対し、ついつい心理的に遠慮してしまいがちです。

つまり、

「もらう側」は「くれる側」の「いいなり」に、ついついなってしまうのです。

 

「あげるから、あなたの正確な住所と氏名、電話番号とメールアドレスを教えてね」

そんな連絡が入りそうですよね。

ならば、その「くれるという相手方」も、正確な住所・氏名・電話番号・メールアドレスを、あなたに対して開示しているのでしょうか?

もしも開示しているのであれば、その「くれるという人」が、どのような人物なのか、開示情報をしっかりと確認する必要があります。

もしも開示していないのであれば、あなたに求めるのと同等の個人情報の開示を、その相手に求めるべきです。

 

え?

「くれる方」が偉いんだから、

「もらう方」はいうことを聞かないと・・

へんなことしたら、貰えなくなってしまうんじゃない?

 

いえいえ、ちょっと考えてみれば、

「くれる方」と「もらう方」は「対等の立場」であるはずです。

 

ZOZO前澤氏のケースで考えてみましょう。

ZOZO前澤氏は、どうして今回のようなプレゼント企画を行ったのでしょうか?

いろいろと理由はあるのかもしれませんが、

私なんかでも思い浮かぶのが、「話題作り」でしょうか?

物凄い話題になりましたよね。

考えようによっては、「広告費1億円」であれだけの話題を作れたのですから、前澤氏としては大成功、だったのかもしれませんよね。

そう考えれば、「100万円もらえた方々」も嬉しい限りだと思いますが、

「100万円を100人に配った前澤氏」も、大成功で嬉しい限り、なのでは?

つまり、双方が喜びを与えあっている、ともいえるわけです。

「対等の立場」なんですね。

そう考えると、へんな遠慮は、無用であるはずです。

 

それに、相手が求める情報に対して、こちらも同等の情報開示を求めることは、ごく当然のことですよね。

「対等な立場」という意識があれば、すぐ気づくはずです。

もしも当然の要求として、こちらが相手方に情報の開示を求めたところ、相手が「それなら100万円あげないよ」などといったら、相当に怪しいですよね?

「個人情報」を抜き取りたい!という相手方の意図が、ちらちら見えてきませんか?

 

個人情報を提供する以上、相手からも同等の個人情報を受け取る、それが基本です。

 

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2.相手の「動機」を推測してみる!

行為の「結果」だけをみて行動するのではなく、

行為の「動機」をまず考えてみると、

なぜ相手が「そんなことをするのか」、ということが見えてきそうです。

 

「100万円くれる?すごい!欲しい!」

ではなく、

「どうして100万円をくれるというのだろう?なんのために?」

と、まず考えてみましょう。

 

「話題を作りたいの?フォロアーを集めたいのかな?」

などいった、相手方の動機を推測してみましょう。

その上で、相手方の「行動」は、推測できる相手方の「動機」に合致する行動なのか、考えてみましょう。

 

「もしもリツイートしてくれたら100人に100万円、あげます!」

とあるけど、

そもそもこの人、どんな人なんだろう?

全く知らない人よねえ。

リツイートすることで拡散されるから「話題づくり」にはなるだろうけど、芸能人でも有名人でも、有名企業の社長でもなさそうなこの人が、こんな情報を拡散して「話題づくり」をしたところで、一体なにがどうなるんだろう?

どんなメリットがあるのかな?

100人に100万円、つまり1億円もかけて、いったい、何の意味があるのだろう?

 

そんな感じに考えてみると、少し冷静になれますよね。

そのうえで、相手が「自分に求めているもの」をもう一度考えます。

 

相手がこちらに求めているもの。

今回の事例だと「リツイート」ですね。

その行為に「危険性」はあるでしょうか?

 

リツイートの危険性? 

まず考えられる「リツイート」の危険性は、

違法・不正な情報の拡散に、手を貸してしまうことがあり得る、ということ。

気を付けましょうね!

 

では、情報漏洩は?

「リツイート」するだけなら、個人情報は漏洩しない?

 

・「〇〇市〇〇町」のひと集まれ!リツイートして!

・「200〇年」生まれの人、リツイート!

・「〇月生まれ」のひと、私と一緒!リツイート!」

・「〇日」が誕生日のひと、リツイートして~!

 

ばらばらに発せられたメッセージに「リツイート」していったら、

あなたの生年月日と大まかな住所が、漏洩しちゃいましたよ。

気を付けましょう!

 

今回の事案は、

「もしもリツイートしてくれたら100人に100万円、あげます!」

というもの。

これだけの内容であれば「ツイート」しても、

違法・不正な情報の拡散というわけではないし、

個人情報が漏洩することはなさそうですが。

でも、このような場合、後から、

「おめでとう!あなたが候補者になりました!まずはメールしてね!」

なんていう感じで、個人情報の収集が始まる可能性もあります。

ご注意を。

 

「すごい!欲しい!」

と欲望のままに行動してしまうと、いろいろと冷静に判断することができなくなりますし、「物事を都合の良いように考えてしまう」、という状況に陥りがちです。

まずは、

「どうして?」「なんでそんなことをするの?」

という、相手方の動機を考察する、ということを行うと、

頭脳が「欲望の支配」から一瞬、自由になり、冷静さを取り戻すことができます。

そうすることで、

「自分としては、相手の求めに応じるべきなのか」

「その求めに応じることのメリットとデメリットはなにか」

という判断が、できるようになるわけですね。

 

「この文章であれば、ツイートしても、直ちに不利益はなさそうだね。おもしろそうなので、ちょっとやってみようかな。ただ、相手が妙なリアクションをしたら、すぐに止めて、みんなへ警告メッセージを拡散させよう」

 

そんな意識で行うのであれば、危険性はぐっと低下するでしょう。

 

3.論理的思考、冷静な判断があなたを守ります!

「すべてのことを疑え」、というのではありません。

さまざまな価値判断、さまざまな方法が日々生まれる現代においては、「今までに聞いたことないから信用しない」、というスタンスでは、チャンスを逃してしまうことも多々あるでしょう。

しかし、だからこそ、論理的な思考冷静な判断が、より重要といえるのです。

今までに聞いたこともない価値、

今までに聞いたこともない方法、

それが正当なものであるのかどうかは、「経験則」では測りきれないでしょう。

しかし、どんなに新しいものでも、論理的な分析はできるはずです。

その新しいものを、論理的に分析するとどうなるのか、分析した結果を冷静に判断したとき、どのようなメリットやデメリットが考えられるのか?

 

「みんなやっている」

「有名人がいいといっている」

そんなのは論理的根拠になりませんよね。

逆に、論理的説明に自信がないから、そのようなことを言っているのかな?と疑う資料になり得るくらいですよね。

 

そして、論理的分析の第一歩としておススメするのが、相手方の動機の推測

どうして、このひとはこのようなことを言うのだろう?

このひとにとって、どのようなメリットがあるのだろう?

そこを入り口にして考えていくと、論理的分析を進めやすくなる、と思います。

 

「絶対に得しますよ、今すぐ買うべきです!」

・・どうして、このひと、自分で買わないのだろう?

こんな具合ですね。

 

以上、

【100万円あげます詐欺】?

ZOZO前澤氏の便乗詐欺に要注意です!

相手の動機から考えてみましょう!

でした!

 

ここまでお読みいただきまして、

本当にありがとうございました!!

 

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