国分坂ブログ

「歩くこと」「考えること」が好きな、国分坂です!

レーダー照射、どうしてK国はあんなに「怒っている」の?「公開の訴訟」、「非公開の調停」の違い?

【まとめ:「レーダー照射事件」のK国側の対応を、私なりに分析してみました。おそらく、K国に「何らかの重大問題」が発生していたため、レーダー照射事件を「非公開」で解決したかったのでは?という推論と、K国の発言は「支持率低下を避けるため」の「K国国民向け」の発言なのでは?という推論に至りまして・・】

 

レーダー照射事件、長引いていますね。

「結論」は、もう出ているのでしょうか?

 

すでに、もういろいろな専門家の方がコメントしていると思いますので、私ごときが「結論」に関してお話することはないのですが、

しかし、それにしても、

どうしてK国はあのような要求をするの?

なんで、怒っているの?

という疑問が、個人的にはぬぐうことができません。

 

ところが、

仕事上「あること」を考えていたら、

ふと、その疑問が、自分なりに氷解したような気がしたんですね。

その、「あること」とは・・

 

「公開の訴訟」と「非公開の調停」

 

・・一体、なんのこと?なに言っているの?ですよね。

すみません。ちゃんと説明します。

 

K国の主張をみてみますと、

終始一貫して述べているのは「2つ」なのかな?と思いました。

1つは、「実務者協議で!」

もう1つは、「政争の具にしないで!」

 

他のことは、言っていることが二転三転しているような気がするのですが、

上の2つは、当初からK国が要求していたように思います。

 

そして、K国が怒り出してしまったのが、

B省の映像「公開」。

 

つまり、これらを綜合して考えてみますと、

K国は、「非公開」の場で解決を図りたかった。

(でも、B省が問題を「公開」してしまったので、怒り出してしまった。)

ということなのかな? と思ったんです。

 

仮にこの推測で考えていくとすると、

どうしてK国は「非公開」での解決を望んだのか?

という疑問が出てきます。

「諸外国」に知られることを恐れたのでしょうか?

 

いえ、おそらく違うように思います。

もしも「諸外国」の反応を気にしているのであれば、二転三転する発言を繰り返したりはしないと思うのです。

特に欧米諸国は、「法規範」「法の遵守」を重視します。

K国の発言は、その「法規範」「法の遵守」に見合うような発言とは到底思えないんですね。理論的にも整合性がとりにくい。

「諸外国」が、K国の発言を正当と認めることのは難しいのでは?と私は思うのです。

そして、K国政府内にも、当然法律家がいるわけですから、二転三転する自分たちの発言が、「法規範」的にいうと不利であることは承知のはずだと思うのです。

そう、「諸外国」を気にしているとは、ちょっと思えないんですね。

 

ではなぜ、二転三転する発言を繰り返すのか?

「法規範」的にいうと無理筋の請求をするのか?

一体、「誰」を気にして、「非公開」での解決を望んだのか?

 

これに対する回答は、

二転三転する発言は、「誰」のためにしているのか?

「法規範」的にいうと無理筋の請求は、「誰」のためにしているのか?

「非公開」にしたかったのは、この問題を「誰」に知られたくなかったのか?

ということを考えてみると、推測できる気がします。

 

私が思うに、それは「K国の国民」ではないでしょうか?

 

K国政府としては、この問題を「国民」に知られたくなかった。

そこで、B省に対し、「非公開」での解決を願った。

ところが、B省は、「公開」してしまった。

K国政府の恐れていた、「国民」に知られる、という事態になってしまった。

K国政府は、「国民」のために、必死に「弁明」した。

「G省に対する反論」というよりも、「K国国民」に対する「弁明」としてであったため、その発言は二転三転した。

また「K国国民」向けに発言する必要があったため、たとえ「法規範」的にいうと無理筋の請求だとしても、それを言わざるを得なかった。

 

そういうことだったのではないでしょうか?

 

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そして、K国はこちらに対しては、

「今までもそうだったのだから、是非配慮して欲しい。我々が無理なことを言わざるを得ない真相は、もう分かっているでしょう?分かっているのなら、どうか政争の具にしないでほしい。未来志向で解決する、といってくれていたじゃないですか!」

と、メッセージを伝えているつもりなのかもしれません。

 

・・まあ、

そうとはいっても、こちら側も、ちょっと受け入れがたい状態になってしまっている、というのが実情なんでしょうね。

さすがにやり過ぎちゃったかも。

 

ただ、そのようなメッセージを受け入れる、受け入れない、の前に、

 

なんでK国は「国民」に、この問題を知られたくなかったのか?

隣国との関係を崩壊させる恐れがあるにもかかわらず、「国民」に対してリップサービスをしなければならない理由はなにか?

 

ということを、考えてみました。

 

あくまでも推測ですが、

 

「国民の支持」を大きく失いかねない事態が、このレーダー問題とは別に、進行しているのではないのか?

 

ということを考えてみたんです。

(あくまでも、推測ですよ~)

 

「その事態」に加えて、レーダー問題でも失敗したことが国民に知られてしまったら、政府の基盤が揺らぎかねないほどに、国民の支持を失いかねない、

K国政府は、そんな心配をしているのでは?という推測です。

しかも「その事態」は、「我が国との関係」よりも優先度の高い事項であり、その事態は、我が国にも影響を及ぼす可能性があるもの、と推測します。

 

つまり、

K国政府が大変なダメージを受けかねない問題が発生し得る状況にあり、

どうしても国民の支持率を上げて、乗り切っていかなければならない、

もしもこの問題が発生したら、隣国であるJ国も他人ごとではないはず。

だからK国はこちらに対して、

「そんなことは理解しているでしょう!

 わかりきっているはずです!

 だから、協力してくださいよ!

 あなた達だって、我々が倒れたら困るでしょう!」

と、

「怒っている」のではないのでしょうか?

 

訴訟手続きは「公開」の場で行うのですが、

調停は「非公開」で行います。

どちらが良い悪いというわけではありませんが、

白黒はっきり決着させるには「訴訟」、

当事者で歩み寄りながら、トータル的な解決を目指すのが「調停」、

そんな具合に使い分けたりします。

K国は、「調停」をしたかったのかもしれません。

でも、G省は「訴訟」を選びました。

それで、K国は怒ってしまった、

というのが、

この記事によるところの分析(妄想?)です。

 

まあ、この記事を書いていたら、

K国の気持ちも(勝手ながら)若干分からなくもないように思えてきましたが、

でも、やりすぎちゃいましたよね。

さすがに、こちらとしては「もう白黒はっきりさせたい」という気持ちでいっぱいになってしまっている、そんなふうに感じます。

 

ただ、

もしも白黒はっきりさせるとした場合、

仮に、仮にですよ、

仮にK国に「政府の基盤が揺らぎかねない事態」が進行しているとするならば、

それについての「我が国独自の対処方法」も、このレーダー問題とは別に、考えて準備しておく必要があるのかもしれません。

もちろん、K国の「政府の基盤が揺らぎかねない事態」は私の妄想にすぎないのかもしれません(そうであることを願います)が、なんとなく、K国の対応を自分なりに解釈してみますと、そのような可能性もあるのでは、と思った次第なんです・・

 

皆さんは、いかがお考えでしょうか?

なんとか、いい解決ができればよいのですが。

どうでしょうかね?

 

以上、

レーダー照射、なぜK国はあんなに「怒っている」の?

「公開の訴訟」「非公開の調停」をヒントに考えてみました!

でした。

雑文乱文、すみません!

お付き合いを頂きまして、

誠にありがとうございました!

 

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