国分坂ブログ

「歩くこと」「考えること」が好きな、国分坂です!

泣ける!アニメ!「秒速5センチメートル」。切なくも愛おしい、素敵な名作です!

【要約:気づいたら泣いていた。そんな名作のご紹介。初々しい恋愛、言えなかったあの言葉、すれ違いながらも想い合う二人、そんな切なくも素敵な愛の名作です!】

 

 【この記事の対象(特に読んで欲しいひと):感動したい人/あの頃を思い出したい人/じんわり泣きたい人】

 

 

 

 『秒速5センチメートル』

監督 新海誠(63分)

 

1.はじめに。 

 ー秒速5センチメートルー

これは、

桜の花びらが舞い落ちる「速度」、

なのだそうです。

 

そう、

 

「 速度 = 距離 ÷ 時間 」

 

が、この物語のキーワード、

といえるのでしょうか?

 

「距離」は、ふたりの距離。

「時間」は、ふたりの、もしくは、ひとりずつの時間。

そして「速度」は、人生の流れ。

 

ときには、ひとりで想い、

ときには、ふたりで歩み、

ときには、わかれて進み、

そしてまた、まじわり、はなれる。

 

まるで、桜の花たちが舞うように。

そして、

やがて落ちた花びらが地面に溶け込むように。

ひとは生き、時は過ぎていく。

 

そんな美しくて切なくて、

悲しくも、いとおしい、

愛の物語。

それが『秒速5センチメートル』なのです。

 

2.『秒速5センチメートル』のあらすじ。 

では、がんばって

「あらすじ」をお伝えしてみます!

 

この物語は、

「桜花抄」

「コスモナウト」

「秒速5センチメートル」

という、短編三部作で構成されています。

  

「桜花抄」

小学生の遠野貴樹と篠原明里。

ふたりは、同じような環境と同じような趣味を共有していた。

やがてふたりはお互いを意識しはじめ、

ともに、特別な想いを

抱き合うようになっていった。

 

しかし、明里は小学校卒業と同時に、

東京から栃木へと引っ越してしまう。

 

中学校入学後、半年程してから、

貴樹は明里から手紙をもらう。

それをきっかけとして、文通をはじめる二人。

 

しかし、中学1年の終わりの頃、

今度は貴樹が、鹿児島に転校することになる。

 

もう、会えなくなるかもしれない・・

 

そう思った貴樹は、

明里に会いに行くことを決心する。

 

約束の日、関東は大雪となり、

貴樹の乗った電車は止まってしまう。

 

外は大雪。あたりは一面の白。

そして、

時間ばかりがただ流れていく・・・

  

「コスモナウト」

種子島。ロケットが宇宙へと飛び立つ島。

その島の、とある学校に通う高校生、澄田花苗。

三年生の花苗は、

中学二年生の頃に東京から転校してきた遠野貴樹に、ずっと想いを寄せていた。

しかし、

その思いを伝えることができずにいた。

 

花苗は、卒業を間近にひかえながらも、

自分の進むべき道に迷うばかり。

趣味のサーフィンすら、スランプに陥っていた。

 

そんな頃、花苗は、

貴樹が東京の大学に進学してしまうことを知る。

 

もうすぐ、遠く離れてしまう・・

 

花苗は一心に、サーフィンに打ち込む。

ただただ、波に挑む。

 

・・乗れた・・!

 

波に乗れた。

できた。できる。

 

花苗は決心する。

 

今を逃せば、もう言えない。

今しか・・・

 

花苗は、貴樹に挑む決心をする・・・

 

 花苗は高樹の横に立った。

そこは、宇宙がみえる草原だった・・・

 

「秒速5センチメートル」

社会人になった貴樹。

東京で、ひたすらに仕事に打ち込んでいた。

なぜ、自分がそれほどまでに仕事に打ち込むのか、

いった何の衝動に駆られているのか、

貴樹は自分でも分からなくなっていた。

 

3年間付き合っていた彼女は、

貴樹から離れていく。

 

「1000回メールしても、

心は、

1センチくらいしか、

近づけなかった・・」

 

そんな言葉を残して。

 

彼女に心が向いていなかったことを知る貴樹。

貴樹の心はすり減っていく。

見るのは、昔の夢。

 

春のある日、

会社を辞めた貴樹は、

昔、小学生の頃に歩いていた、あの踏切に来た。

 

舞う桜。

あの頃の風が、あの頃と同じ風が、

あの頃の風景を甦らせる。

 高樹は踏切に立つ。

舞う桜。

 

そして、そこには・・・・・・

  

3.最後に。(私の感想など) 

 以上、あらすじでした!

この映画の素晴らしいところは、

描写、言葉、話の展開とそのテンポなど、

もういろいろとあるのですが、

私がなによりも好きなのは、

 

「語られなかったもうひとつの物語」

 

が、裏でゆったりと流れている、

そう感じさせてくれるところなのです!

 

恋愛は想い。一途な想い。

でも、一途だからこそ、

自分の気持ちと、

自分の視点だけしか分からない。

そんなこと、ありますよね。

 

勇気を出して好きな人に会いに行ったら、

異性と楽しそうに笑いながら歩いていたその人。

・・・目の前は真っ暗になります。

 

でも、

自分だって、ちょっと知り合いの異性の人と、

何気なく談笑することは、もちろんあります。

 

でも、

もしかしたらそのとき、

そんな自分を見て、

心が折れてしまったひとが、いたかもしれません。

決意をもって会いに行ったら、

異性と楽しそうに笑っている自分。

そのときその人は、なにかを諦めてしまったかも。

無意味な勘違いでしかないのに・・

 

そんな些細なすれ違いや思い違いをしながら、

それでもひとは、ひとと交わり、

そしてまた、離れていく。

 

沢山の、本当にたくさんの

想いと出会いと別れがあって、

そんな中で、ひとは生きていく。

 

思い返すと、ああ~っ、て、

切なくなること、ありますよね。

 

ほんの1時間ほどの物語ですが、

様々に交差する心の動きを、

この物語は見せてくれることと思います。

 

そして、

気付いたら泣いていた。

そんな映画です。

 

また、音楽が良いのです!

歌詞がね、この物語の世界に合いすぎ!

もう、泣いてしまいます!

 

 

もしも、

ちょっとでもお時間があれば、

是非、『秒速5センチメートル』、

観て頂ければと思います!

私もまた観たくなってしまいました!

 

 

 

【関連記事】

www.kokubunzaka.com

 

以上、泣ける!アニメ②

『秒速5センチメートル』

でした!

 

ここまでお読みいただき、

本当にありがとうございました!

 

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