国分坂ブログ

「歩くこと」「考えること」が好きな、国分坂です!

夜の「人形町」をぶら歩き~!風情のある町を少しだけご紹介!

今日は、夜の「人形町」を少しだけ歩いてきました~!

ちょっとだけ、ご紹介させて頂きます!

 

今日は人形町近くの依頼人のところにお伺いしまして、夕方6時に終了。

折角なので、「人形町」を散歩してから帰ることにしました!

 

  

【人形町のからくり時計】

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人形町大通りに2基ある「からくり時計」のうちの1つ。

こちらは「火消し」のからくり時計です。

通りの反対側には「落語」のからくり時計がありますよ。

11時~19時の間、毎時「0分」に動き出すそうです。

「火消し」と「落語」、両方見るには2時間の滞在が必要ですね!

 

【人形町とは?】

もともと湿地帯であったこの一帯(中央区全体と千代田区一帯)は、徳川家康が江戸に入ってから埋め立てられ、下町として造成されました。

人形町は、江戸歌舞伎発祥の地。京都から江戸に下った猿若勘三郎が、猿若座(のちの中村座)を人形町に開いたのが、江戸歌舞伎のはじまりです。また、泉州堺の村山又三郎が村山座(のちの市村座)を開きました。

芝居小屋が立ち並び、また庶民向けの人形浄瑠璃をみせる小屋も多くできました。人形を作る職人や人形を操る人形師が数多く住むようになり、「人形の町」として知られるようになっていきます。

正式に「人形町」の名称になったのは、関東大震災後の昭和8年から。

昔ながらの老舗も多く、人形町大通り、甘酒横丁以外にも、素敵なお店が点在します。

人形町大通りから甘酒横丁を北東に進んでいくと、勧進帳の弁慶像が迎えてくれて、その先に明治座、さらに先には浜町公園、隅田川、と続きます。

人形町大通りを南南東に下れば、すぐに水天宮。

人形町から南西に進めば日本橋です。

 

【玉ひで】(鳥料理)

地下鉄人形町駅A2出口からすぐ近く、「親子丼」で有名な「玉ひで」があります。

宝暦10年(1760年)の老舗です。 

 

 〈人形町駅A2出口〉

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 (夜のため、本来「人形町」とあるはずの駅の電光掲示板が光ってしまって・・)

 

地下鉄人形町A2出口のすぐ上に、「玉ひで」の看板が出てます。

この看板の方向に歩くこと「25メートル」で「玉ひで」。

卵をたっぷりと使ったランチの「とく親子丼」1500円が有名(11時半~13時半)。

「夜の部」(17時半~22時)になると親子丼は「プレミアム」となり3300円から。コースの軍鶏料理は8800円からと、夜は高級料理店になります!

(わ、私にはちょっと・・夜の部は「記念日」に来たいですね~!) 

 

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 なかなかシックで(漆喰?)素敵な門構えですね。

ぷらっと来て入るのは、私には100年早いです・・

 

【来福亭】(洋食屋) 

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「玉ひで」もいいのですが、むしろ私が気になったのが、「玉ひで」の隣にちょこんと建つ「来福亭」。

洋食店のようです。 

 

店先に出ているメニューが素敵!

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今日はこの後予定があるため食べることができませんが、

機会があれば是非来たいデス!

「老舗の洋食屋さん」、魅力ですね~!

うーん、メンチカツライスかなあ、オムライスかなあ。

・・中央やや左の「かつ丼」が、妙に存在感ありますね。 

  

【大観音寺(おおかんのんじ)】

その後、裏通りをぽてぽてと歩いていましたら、矢印を発見!

「 観音様 → 近道 」とありますよ!

早速、行ってみましょう!

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矢印に導かれて進むと、風情のある脇道に。

江戸の小粋な風情が残ります。 

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ここが「大観音寺」の入り口ですね。

夜ですが、入ることができそうですよ。

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扉が閉まってました。観音様はお休みですね。

でも、お参りしていきましょう~。 

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大観音寺の本尊は、鉄造菩薩頭。「頭だけ」の菩薩さまです。

 むかし、鎌倉の新清水寺にあったご本尊ですが、鎌倉時代に火災にあい、頭だけが掘り出されたそうです。その頭は鶴岡八幡宮に安置されましたが、神仏分離令によって、明治9年、こちらに移ってきた、ということのようですよ。

「頭だけ」の菩薩様、残念ながら毎日見ることができるわけではないようです。

毎月11日と17日、ご本尊の御開帳のときに、お会いすることができるんだそうですよ。

火事にも負けず、神仏分離令にもくじけず、頭だけになっても鎮座している、そんな菩薩さまに逢いに行かれては?

  

大観音寺の脇にあった「防災井戸」。なんだか風情があります。

今度こそは、 鉄造菩薩頭さまを守って下さいね!

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大観音寺から人形町大通りに出て、 通りの反対側に渡りました。

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素敵なお店が並びます。 

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「人形町ハンカチ」のお店。なかなか素敵ですね!

誰かにお土産として渡したくなります。 

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【甘酒横丁】 

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さて、お次は「甘酒横丁」を歩きましたよ。 

 

〈甘酒横丁の由来の看板〉 

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― 明治の初め頃にこの横丁入口の南側に尾張屋という甘酒屋があったことから、昔は「甘酒屋横丁」と呼ばれていた。
当時の横丁は今より南に位置しており、道幅も狭い小路であった。

明治の頃、この界隈には水天宮様をはじめ久松町には明治座が櫓をあげており、近くには〈末廣〉〈喜扇亭〉〈鈴本亭〉の寄席が客を集めていた。

また穀物取引所の米屋町、日本橋の川岸一帯の魚河岸、兜町の証券取引所が隣接していることからも、この界隈が賑わっていた。

関東大震災後の区画整理で現在のような横幅になり、呼名も「甘酒横丁」と親しまれ、人々に呼びつがれている。ー

 

【森乃園】(自家焙煎ほうじ茶)

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とってもいい香りが漂っています~!

大正3年創業のほうじ茶専門店の「森乃園」。

1階が売店、2階が甘味処になっているようです。

「ほうじ茶」はもちろん、「ほうじ茶スイーツ」「ほうじ茶ソフトクリーム」も頂けるようです。

ただ残念ながら、私がお伺いした時には店じまい中。

営業時間は9時~19時とのことです。

 

 てくてくと歩いていると、素敵なお店が沢山ありますね。

着物のお店でしょうか。風情がありますよね。「錦や」さんです。

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 眺めているだけでも楽しいですね。

こんな名店があちこちあります。

 

【柳屋】(たいやき)

 そろそろ人形町大通りに戻ろう、としたら「たい焼き」屋さんを発見!

ちょっと行列ができてましたが、並んでみました。

2分程で「たい焼き」ゲット!

 

〈たい焼き 160円〉 

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店先で焼いているたい焼きを紙に包んでくれます。

早速かぶりつくと、あちちっ!

あつあつです!

昔ながらの素朴な餡。尻尾の部分がさくさくでおいしい!

小腹が空いたときの「たい焼き」は最高ですね!

柳屋さん、大正5年創業の老舗です。

なんでも、麻布十番の「浪花家総本店」、四谷見附の「わかば」と並ぶ、『東京鯛焼御三家』の一つに数えられるそうですよ。

日中ですと、20分以上並ぶこともあるようです。

  

【人形町 今半(水天宮駅前店)】(お惣菜) 

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さて、甘酒横丁から人形町大通りに戻り、南南西へ進みます。目指すは水天宮。

歩いていると、行列ができたお店が。

「人形町 今半」です。今半といえば高級すき焼きですが、ここはお惣菜店。

人気なのは「すき焼きコロッケ」や「自家製メンチカツ」とのこと。

ああ、食べたいなあ、と思いつつ、だんだんと夜も更けてきましたので今日は断念。

また次回、チャレンジしたいと思います!

(営業時間:平日10時~20時、土日10時~19時)

 

【水天宮】 

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そして、水天宮に到着。

人形町駅からわりとすぐです。直行すれば10分もかかりません。

 

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おっと、残念。入り口はシャッターが下りてました。

水天宮さん、店じまいですね。

それにしても、なんとも近代的で立派な建物ですねえ。 

 

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提灯だけでも、と思ってパシャリ。

水天宮は、安産祈願のお社ですからね、取り敢えずのところ、お願いする必要はなさそうです。

 

【水天宮】

祭神は天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)。

高天原に現れた神で、日本の神々の祖先神。

安産、子授けの神様。

由来:文政元年(1818年)、久留米藩9代目藩主・有馬頼徳が参勤交代の折に江戸でもお参りできるよう、国元の久留米から勧請。水天宮の紋「三つ巴」は有馬家の家紋。

  

水天宮から歩いて1分の地下鉄水天宮駅でゴール!

(この辺りは、地下鉄の駅があちこちにあるのでとても便利ですね!)

 

というわけで、人形町から水天宮まで、ちょろっと散歩してみました!

今日の所要時間は1時間弱。

お店をじっくり見たり、買い物したりしても、2時間ちょっとあれば、一通りぐるりと回れそうですね。(お食事すれば別ですが。)

・・・「2時間」。

うまく時間を合わせれば、からくり時計の「火消し」と「落語」、両方見れるかもしれませんよ!?

 

 というわけで、

以上、夜の「人形町」をぶら歩き~!

風情ある街を少しだけご紹介させて頂きました! 

ここまでお読みいただきまして、

誠にありがとうございました!